フランス合唱4公演、無事成功!

こんにちは、ヒーラーの熊木幸奈です。


一週間、フランス演奏旅行に行ってまいりました。

私が所属している『今を生きる合唱団』でフランスの4箇所の教会で公演をするためでした。


この日のために練習を重ね準備し、体調管理もしつつ万全で臨むようにしていきました。

ですがスケジュール的に過酷だったので、着いたその日に本番を迎え、連日公演とリハーサルがありなかなか大変でした。


初日公演はストラスブールというドイツとの国境に近い、中世の古風で趣のある街とヨーロッパの政治の重要機関が揃う近代的な建物がある面白く素敵な街でした。


連日公演で、翌日の本番前の自由時間に、私たちはイル川クルーズに行きました。

その際のガイドでその大変な歴史の知ることになります。

国境に近くのため、それぞれの国の狭間で、苦難が多かった土地のようです。

私たちが歌う演目に「くちびるに歌を」という合唱曲があり、

それはこの土地でこの歌うためだったようです。

その歴史を感じて、この土地(場)に歌(エネルギー)を届けることが出来てよかったと思いました。



初日の公演の前に下見に行きました。


実際にモーツァルトが弾いたというオルガンもありました!


教会という特別な空間で歌うのは私も含めて団員たちは初めての経験です。

楽しみではありますが、空間の反響による音のズレを認識しながら微調整しながら歌うのは大変な事だと感じました。

そして、初日の「サントマ教会」の本番ではちょっとしたハプニングがありながらも無事成功で終えました^^

大勢の見えない存在たちも観客として聴きに来てくれていたようでした^^


ハーモニーがピッタリ合わさったり、パイプオルガンとの共演が印象的で、はっきりと残響音が残る今までに体験したことのない感覚を得られたのでした。




そして翌日、2日目は大きな教会「サンポール教会」での公演でした。

中はホールのようで、巨大なパイプオルガンの演奏との共演曲が2曲行いました。

ちょうど公演する頃に陽の光が差し込んできました♪

残響音が物凄くて、その静けさとの対比で、魂が震えるような感覚でした。


個人的にはリハーサルの途中で、急に喉がおかしくなるトラブルに見舞われて、声が出ず苦しくて死にそうになるというハプニングがありました><;

ですが本番なんとか持ち直して歌えたので、本当によかったのでした^^


それと、自分の声は全く聴こえないという不思議な体験もしました。

この空間に吸収されてしまったようで不安でしたが、ぴったりハマっている時は自分の声が消えるそうで、そういう体験だったのかと後から分かったりもしました。


現地の日本人オルガニストの方が2曲伴奏して下さって、オルガンソロの1曲もとっても印象に残る素晴らしい演奏で感激でした。


私たちの歌声とオルガンの共振共鳴の音が一体となった巨大なエネルギーの塊となって、ある種の生き物のようにも感じました。


偶然にも途中入り口のドアが開いて、そのエネルギーが外へ広がっていったようでした^^



3日目は朝から6時間程かけてバス移動をし、パリへ向ました。

到着日の夜に最後の自主公演(3回目の公演)となりました。

場所はパリのライン川の中洲にある歴史ある「サンルイ・アン・リル教会」です。

リハーサルがほぼないような状況で本番を迎えるのが不安でしたが、一番良い演奏が出来た感覚でした。

私は3曲目から感動で泣きそうになりましたが、なんとか持ち堪えて全て歌い切りました^^

観客もとても多く、観客が一緒に歌っていたり、拍手喝采で最後にはブラボーの声もいただきました。

観客と演奏者が一体となる本来の音楽の楽しさを肌と魂で感じるとても良い公演となりました。

個人的には過去生の浄化が進んだようにも感じました。




そして翌日は最終公演前(4公演目)のリハーサル&地元合唱団が開いてくださる歓迎会が午後にあるため、午前中はルーブル美術館オランジュリー美術館の観光に行くことにしました。

私はルーブル美術館は15年前に行ったことがあって、モナリザやサモトラケのニケなどの有名どころは観ていたので、もういいかなと思っていたのですが、夫が希望していたので朝イチで行きました。


その模様は別ブログ↓で上げたいと思います。

『モネの睡蓮』瞑想空間に浸るオランジュリー美術館@パリ観光

とにかく、オラジュリー美術館は私の念願だったモネの睡蓮が見れて大満足でした♪





そして最終公演(4公演目)は地元の合唱団とオーケストラとのコラボレーション公演でした。

現地の合唱団「Lacrimal Voce合唱団」が作成していたチラシ↑


現状ではパリで一番大きな教会「サンシュルピス教会」での公演となりました。

合唱団とオーケストラを合わせた演者だけで300人近くはいたようです。

ちなみに私たちの合唱団は50名くらい。


観客も満席のようで、正直、何人いたか分からない状況でした。

ある方の話では約2000人??とも言っていましたが。。。

20時半開演で、ベートベンの第九を歌い、

続けてブラームスのドイツ・レクイエムは7楽章まであるのでレクイエムだけで80分間歌いっぱなしで、更にアンコールがあったので4楽章を歌い、2時間以上、立ちっぱなしとなりました。


フランスはサマータイムなので、夜22時でやっと夕方感のでる明るさでしたが、外に出て解散したのは23時をまわっていました。


大勢過ぎるし長丁場過ぎるし、とにかく色々ありましたが、なんとかなったようでした(笑)


個人的には自分の立つ場所があまりよくなくて、私たちの合唱団の声が全く聴こえない状況だったので、不安になったり不要に周囲の状況に惑わされずに強い意志を持って指揮とオーケストラの音を感覚的に捉えないといけない状況だったので過酷ではありました。


ただ、このような経験ももう2度とできないと思い、何かの計らいで鎮魂の役目を担うことになったと改めて思うと勝手な使命感と感謝が後からじわじわとくるのでした。


とても温かく私たちを歓迎してくれた現地の合唱団がFBページに当日の第九の様子を動画に少しだけUpされていました。以下に添付しておきます。

Choeurs de Paris Lacryma Voce - une chorale à Paris

とにかく4公演ともに無事成功して、ミッションを果たせたので、ホッとしました。


本当に音楽三昧の一週間でした。

また合間に観光できた美術館や街並みも相当おしゃれで、日常的に芸術に触れられる環境を羨ましく感じたりもしました。

でも改めて日本の快適さや守られている感覚を感じずにはいられませんでした^^

(パリはスリやデモが日常的だというのが驚きでした)



翌日の旅最終日の日中は少しだけ観光して、凱旋門とエッフェル塔を観に行きました。

どちらも登るのは断念して、ランチをのんびりしつつ、夜の便でパリを後にしました。

トランジットでイスタンブール空港に寄りましたが、無事、羽田空港に帰国しました。

一週間、濃かったけど、あっという間でした。

何度も振り返りつつ、当時の受け取りを確実にしたいと思います。


裏話も沢山あるので、もしお土産話を聞きたい方は6/26(月)13時〜14時。ティー&フランスのプチ菓子付きのシェア会をうちで予定しております。ご希望の方はお問い合わせください。


ではまた。


熊木幸奈


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