歓喜して生きる縄文人の感性

こんばんは、ヒーラーの熊木幸奈です。


ベートーヴェンの交響曲第九番(第九)「歓喜の歌」を今年は2回も歌うという流れになりました。

夏からはさらに週一のペースでその曲の世界観を深めていくことになりました。


その中に出てくるドイツ語の「Freude(フロイデ)=歓喜」は日本人の眠っている感性を呼び覚ます合言葉のように感じるようになりました。


縄文人は「毎日、歓喜して生きていた」というのを聞いたのです。


少し前に知った実話が、日本人の歓喜の感性を呼び覚ますようなお話だったのでシェアします。

詳しくはぜひ、写真の著書をご覧ください。


この現代において縄文人のスピリットから教えを受け継いでいる村がアフリカに実在するというのです。

代々シャーマンの村長によって口伝で受け継がれてきた教えが200人ほどのブンジュ村の村人に浸透しているのだそう。


その中で印象的だったのは「生きとし生けるものから一番愛されていた人たちは、日本人だった」ということです。


村長曰く、「本来日本人というのは、とことんまで自分のことを愛していたし、全ての自然を愛でていたので、自然に最も愛されていた民族だった」と。


縄文人の暮らしぶりは、生きとし生けるもの全てのものと会話をし、人と挨拶するのと同じように、自然にも普通に声に出して「今日は調子どう?、最近、蝶々来てくれてる?」等と大地や花、雨露にも愛でるように語りかけており、次第に虫の表情がわかったり、天候が読めるようになったと。


そして、彼らは自分自身に対しても同じように愛を持って接していたと言います。


普段当たり前に行なっている自分の所作をとことんまで愛していたのが日本人だったと。


息を吐く時の自分、息を吸う時の自分に、物凄い歓びを感じ、外に出る一歩を踏み出す時のつま先が地面を踏む感触までも愛していた。


朝、顔を洗う時に水をすくう手の丸み、その形ですら「なんて可愛らしく美しくて愛おしんだろう」と、ちゃんと自分自身に語りかけていたんだと。


日常の一瞬一瞬に歓びを感じていたのが日本人だったんだよと伝わっているのだそうです。


しかし、今の日本人はそうでない人が多いということを聞いて、相当ショックを受け、かなりの危機感を抱いているとのことでした。


それは、日本人こそが世界を救うと伝わっているからで、一刻も早く日本人である誇りを取り戻して欲しいとも言っています。


さらに印象的だったのは、その村長は「日本人が虫の声を心地良いメロディとして聞こえなくなったら、この世界は終わる」と言い切っていると。


虫の声が心地良く聞こえる民族は、実は日本人とポリネシア人の2民族だけで、それ以外の地球の人々は大自然の中に住んでいる村長でさえも雑音・騒音にしか聞こえず、虫の声が心地良く聞こえるのは特殊能力なんだと。


なので、京都の鈴虫寺は騒音寺と海外では言われ理解不能だそうです。

虫の声にも耳を傾けられる心の余裕があり、虫にも愛でる心を持って接していたからこその特殊能力なのかもしれません。

さらに村長は「日本人は虫と話をするために日本語を生んだんじゃないかな」と言ったそうです。


そして、「自然と共生共栄する鍵は日本語にある」とも言っています。


ちなみに、その村では日本語の「MUSHINOSHIRASE」つまり「虫の知らせ」という日本語が伝わっていて、それは「自然とつながる」という意味なんだそうです。

日本語の意味とは少し違いますね。

私は東京出身ですが里山のような田舎育ちだったことから川遊びや魚釣りをし、野原の草花を摘みに行き、動植物が大好きで、割と彼らの気持ちがわかるタイプで、コオロギなどの虫も好きでした。


薔薇のような花も好きですが、季節の風草のような草花たちの方が好きで、それを部屋に飾り、それらの絵を描き、ソーラン節や盆踊り、自然を表現するモダンバレエの踊り系も大好きな子どもでした。


なので、縄文人のような歌って踊る自然と共生した暮らしに、かなりの憧れがあります。


ですが、大人になって虫は苦手になってしまい、虫の声はメロディに聴こえるものの、姿を見るのは相当なこわさが出るので縄文のような暮らしは残念ながら不可能だと思ってしまいますが(笑)


1万5千年とも言われる奇跡的なまでに続いた平和な縄文時代の理由が、自分と自然を物凄く愛でて、常に歓喜しているのが日常で、その自分が自然の一部ではなく自然そのものなんだという認識だったからなんだと気付かされました。


なので、本来の日本人というのは物凄く自己肯定感が高かったということがうなずけました。


そんな生きとし生けるものから愛され続けていた時代が長いから海外の文化も否定せずに受け入れることが出来ていたということが腑に落ち、それが徐々にバランスを崩し自然の声に耳を傾けなくなっていき、ついには戦後教育によって自己犠牲や自己否定感、自虐史観の洗脳、お金がないと生きていけないというような様々な洗脳にかかってしまったというのに納得感が出てしまうのでした。


日本人に心の余裕を作ってしまうと自然と繋がって本来の力を発揮してしまう。

それを恐れて忙しなく戦うように働く社会システムになるように仕向けられていったのかと思うのでした。


けれど、先祖からもらった自然である肉体、肉体の中のDNAの記憶としてずっと愛され続けてきた記憶が流れています。


なので、日常からの肉体の所作を通して当時の感覚を思い出し繋がっていければ、この現代文明を持ちながらも調和的な精神を持つことも可能なのかもしれないと思ったりもします。


ですが、そのバランスを持ち合わせていなければ、次の時代への移行において大難が小難とはならない…とも感じるのでした。


そして自然と繋がる心の余裕と日常から歓喜を感じる感性を取り戻すためには、歌や踊りなど様々な芸術活動を行なうことが重要であり、現代社会の効率重視の大人からしたら一見無駄なような遊びの時間こそが、元々持っている感性を少しずつ蘇らせるのだと強く感じるようになりました。

さてさて、いよいよ年末なので、日本では風物詩となり、第九を聴く方も多いかもしれません。

我々夫婦は先日「サントリー1万人の第九」で歌い、本日、TBSで16時から放送されます。

この大規模な舞台は世界でも例が無いそうですが、それが今年で41年目だそうです。


ベートーヴェンが「人と人、国と国が不協和音のようにぶつかり合う世界ではない」、「歓びに満ちた世界を創ろう」、「人類皆兄弟だ」という切実な願いが、日本人の精神に宿る縄文の記憶に深く共振共鳴するから、日本人が年末になると取り憑かれたかのように聴きに行ったり、みんなで大合唱するのかと思うのでした。


世界中の方々と奏でて、世界平和を実現させたいと思います。


ではまた。


熊木幸奈


*熊木幸奈が提供しているヒーリングは『自分の使命を果たし能力発揮させる古来から伝わるヒーリング』です。 今生&過去生の深いトラウマを祓う要素を含みます。


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